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鍼灸学士が解説する
【冷え性、むくみ】

冷え性、むくみの関係

身体が冷えると循環力が低下するので、むくみやすくなります。

むくみ
循環力が低下してるため、血行が悪くなり冷えるという関係性があり、冷えとむくみは繋がりが深いのです。

【冷えとむくみの関係】
冷えは水分代謝を滞らせ、体内に水分を溜め込んでむくみやすくなる
       ↓

余剰な水分は血管が圧迫され血の巡りが滞る
       ↓
さらに冷えやすくなりむくむ
このような悪循環になりやすいのです。


慢性的に冷えを感じる方は、冷えとむくみ両方の影響があることが考えられます。

冷えの原因


昔から、「冷えは万病の元」と言われるように冷えは様々な不調を引き起こします。

冷えは血管が収縮し、血液が毛細血管に流れなくなってしまう状態です。

手足の末梢、お腹、腰、または全身に気温とは関係なく冷えを感じている、また検査をしても異常がない状態を東洋医学では冷え症と言います。

原因は、加齢や体質、寒いと感じる環境で過ごした、冷たい飲食物の摂り過ぎ、運動不足、冷房に当たり過ぎた、ストレスも一因となりえます。

手足が冷える方は、体幹(内臓)の冷えがあると考えられます。
手足は
体幹部より末梢にあり、体幹部には重要な働きを占める内臓、その上には指令を出す脳がありますので、脳や内臓の血流確保を優先させるように働くため、手足は後回しになり冷えてしまいます。

また、筋量の低下も挙げられます。
筋肉には血液を心臓に戻すポンプ機能があります。特に脹脛(ふくらはぎ)は
第二の心臓とも言われるぐらい下肢の血液を心臓に戻す役割があります。運動不足が続くと筋力不足となり血行が悪くなります。

冷え症は

  • 手足が冷えるタイプ
  • 上半身が逆上せて下半身が冷えるタイプ
  • お腹が冷えるタイプ
  • 全身が冷えるタイプなど

一口に冷え症といっても原因や症状部位は様々あるんですね。

冷え症の方に多いお悩み

来院される方の中で多く聞かれた、来院前までのお悩みをみてみましょう

  • 寒いわけではないのに手足が冷たい
  • 入浴後もすぐに手足が冷えてしまう
  • 布団に入っても手足が温まらない
  • 便秘や下痢になりやすい
  • しもやけになりやすい
  • 体温が低い
  • 汗をかきにくい
  • 風邪をひきやすい
  • 小食
  • 顔、唇、舌の色が暗く、紫がかった色
  • 足、腰がだるく力が入らない
  • むくみやすい
  • トイレの回数が極端に少ない、または回数が多い

むくみの原因

むくみは専門用語では浮腫(ふしゅ)ともいいます。

身体の水分は60%と言われますが、2/3は細胞の中に含まれる水分で、残りは細胞の外にある水分です。
細胞の外の水分は血液だったり、細胞と細胞の間を満たしている水分です。

これらの水分は、細胞に栄養を届けたり不要になった老廃物を回収する役割があります。血管や細胞を行ったり来たりして、体内のバランスを保持しています。

この体内バランスが崩れたり、血流が低下することによって水分が停滞して増加した部分がむくみとなって現れます

体内に取り入れられた酸素や栄養は、心臓から送りだされた動脈内の血液によって各細胞に届けられます。細胞で使用された後の水分は二酸化炭素や老廃物を受け取って静脈内の血液によって心臓に戻ってきます。そして、肝臓や腎臓に運ばれ、胆汁や尿として排泄されます。

細胞内に取り込まれた水分は、必要に応じて汗として体外に排出される仕組みなのですが、下記のような原因で体内に滞りむくみとなるんですね。

◆筋力低下
筋肉が動くことで血流が促進され、心臓に戻ってくるのですが、動きが少なかったり筋肉量が少ないと血流低下でむくみになります

◆低気圧
気圧の変化も血流低下の要因になります

◆塩分の摂り過ぎ
身体
の塩分濃度を薄めようと体内に水分を溜め込むようになります

◆アルコール
血中のアルコール濃度が高くなると、血管が拡張して血管から水分が漏れ出ることでむくみます

◆生理前
ホルモンの影響があります。生理前は身体に水分を溜め込むのでむくみやすくなります

生活習慣に関わる以外にも、むくみの疾患があります。

◆注意が必要なむくみ
心不全による心機能が低下して全身に血液を送り出せなくなったもの、腎不全や腎臓病による腎機能障害、下肢静脈瘤、リンパ浮腫などがあります。
このような場合は、専門病院にて検査診断が必要です。

冷え症、むくみの治療法

  • 冷え性
    薬物や漢方薬療法があります。
    薬はビタミンEによる末梢血行不良の改善、漢方薬は体質、症状によって使い分けられます。
    例えば、消化吸収力を上げ元気をつけて血行をよくする:参養栄湯、身体を温めて滋養強壮作用がある:八味地黄丸、血行障害や鬱血改善:桂枝茯苓丸、自律神経の調整:加味逍遥散などです。
  • むくみ
    病院での検査診断が必要な各種疾患が除外される場合は、利尿剤による薬物療法が行われるほか、マッサージによる血液やリンパ液の流れの改善や着圧ソックス、弾性ストッキングの着用があります。
    その他、生活習慣改善指導も行われます。

冷え症、むくみを改善するためには

まずは、冷えやむくみになる原因を取り除きましょう。
特に冷えの原因は生活習慣も関係しています。生活習慣を見直し、出来ることから始めてみてください。

  • 温かい飲食物を摂る(火を通したものを摂る)
  • 冷房には直接当たらないよう工夫する
  • 首、背中、足首を温かく保つ(ストールや靴下でガードする)
  • 食事は腹八分目を心がける
  • 間食は控える(どうしても食べたい時は食後30分以内)
  • ストレスを溜めない
  • 23時までには布団に入り、睡眠をたっぷりとる
  • 日光浴をする
  • 青竹踏みやマッサージで足裏の血行を良くする
  • 屋外で適度な運動をする

それでも冷え性、むくみでお困りなら

院長の大久保陽友です

検査で異常がない場合、器質的な疾患は除外されたことになり、その点ではひと安心とも言えます。

一般的には薬物療法や漢方療法、生活習慣改善を行なっていくと思います。

薬が効きにくい、薬と別の治療を併用したい、薬を使いたくない方が鍼灸院に来院されています。

鍼灸は、鎮痛効果、神経やホルモンの調整に力を発揮します。薬との併用、薬を使いたくない、生活習慣改善ともに相性が良い治療法です。
当院では必要に応じて食事や栄養指導も可能です。

病院での治療と併用していただいて構いません。

ご不明な点は、お気軽にメールやLINEからご相談ください。

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