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鍼灸学士が解説する【耳鳴り、突発性難聴】

耳鳴りとは

耳鳴りとは、周囲で何も音が鳴っていなにのに耳の中で音が聞こえるという状態です。

音の種類
【低い音】ザー、ジー、ブーン、ゴオーなど
【高い音】
キーン、ピー、キーンという金属音、セミの鳴くようなミーンという音など

これらの音の大きさや鳴る頻度は実に様々です。ストレスや疲れがたまった時、睡眠前の静かな場所で起きたりもします。

一日中大音量ともいうべき大きさに感じ、精神的に辛くなるぐらいに聞こえることもあります。
不快さ、辛さは個人差になりますが、これらは自覚的耳鳴りといいます。

なぜ起こるのか?

脳における音の処理を担う聴覚皮質の異常な活動によって起こります。この音は本人にしか聞こえません。
この異常な活動がどのように起こるのか、そのしくみは完全には解明されていません。

他覚的耳鳴りは、血管の奇形や腫瘍が原因の耳鳴りです。
耳の近くの構造の異変から出る実際に聞こえる雑音のことで、本人以外の周囲の人にも聴き取ることができます。

当院に来院される方は、自覚的耳鳴りの方が圧倒的に多いです。

その中でも2~3割ぐらいの方は、耳鳴りというより「脳の奥から聞こえる感じがする」という「脳鳴り」の症状でお悩みの方もいらっしゃいます。

耳鳴りの原因

耳鳴りの原因の多くは特定が難しいと言われています。

但し、多くは内耳といわれる場所が原因のことが多くみられるようです。

音が聞こえるメカニズム

音は外から入る

内耳で電気信号に変換される

電気信号は聴神経を伝って脳に入る

音として認識される

耳鳴りはこの過程の、どこかで不具合が起きた時に発生すると考えられています。

内耳以外では血圧異常、ストレス、加齢、薬の副作用、糖尿病や腫瘍などが考えられます。

耳の構造

耳の構造は、外耳、中耳、内耳と3つに分けられます。

外耳耳介から外耳道までの部分で、外耳道の一番奥に鼓膜が張っています。

鼓膜から奥は、中耳と呼ばれ小さな骨に囲まれた鼓室と呼ばれます。

ここには3つの小さな骨(耳小骨)があり、耳管によって鼻の後方の鼻咽頭につながっています。

内耳中耳よりさらに奥で、聴覚に関わる蝸牛と平衡感覚をつかさどる前庭や三半規管から形成されています

これらの内部はリンパ液が入っています。蝸牛には聴覚に関わる有毛細胞があり、聴神経と繋がっています

音が外耳に伝わると鼓膜が振動します。
鼓膜には耳小骨が付着しているので、耳小骨の振動となり、内耳へ伝えられます。
振動が耳小骨へ伝わる間に音が増強されます。振動が内耳へ伝わると、内耳の中のリンパ液、そして有毛細胞へ伝わります。この振動が刺激となり有毛細胞から神経伝達物質が放出されて、聴神経を興奮させて電気信号が生じます。

この電気信号が音の情報として神経を介して脳へ伝えられます。

役割を整理すると
外耳~中耳は、音を増強して内耳へ伝える器官なので、伝音器官と呼ばれます。

内耳は、聴神経を介して電気信号へ変えて脳へ伝える、言わば感じる器官なので感音器官と呼ばれます。

突発性難聴とは

聴力が低下した状態を難聴といいます。

そして、障害される部位により伝音難聴と感音難聴に分類されます。

伝音難聴

・中耳炎、外耳炎、耳硬化症、耳垢のつまりが原因

・耳栓をした状態の聴こえ方に似ている

・高度の難聴にならない

感音難聴

・加齢性難聴や突発性難聴

・ヘッドホン難聴などの音響性難聴

・騒音性難聴

・低音障害型感音難聴

・メニエール病などが原因

・音が歪んで聞こえる

・高度難聴になることがある

耳鳴り、突発性難聴発症のきっかけ

来院される方の中で多く聞かれる発症のきっかけは

  • 睡眠不足(眠れない)
  • 昼夜逆転の生活リズム(夜勤がある仕事など)
  • 首や肩の異常な凝り
  • 大きなストレスを感じる出来事があった(事故、大切な人を亡くすなど)
  • 大きな音を聞くことがあった(イヤホン、ライブハウス)
  • 急なダイエット
  • コロナなどの感染症の後

耳鳴り、突発性難聴を解決するためには

自分で出来る養生法としては

  • バランスのとれた食事で栄養を摂る
  • その日のうちに就寝(22~23時の間)し、たっぷりの睡眠で充電する
  • 適度な運動で循環を促す
  • 眼を労わり、脳を休める(スマホ、パソコンの時間を減らす)
  • 自分なりのストレス解消法でリラックスする

それでも耳鳴りや突発性難聴でお困りなら

院長の大久保陽友です

耳鳴りの鍼灸治療は、内耳の血流増加や神経興奮を鎮める治療がメインとなります。

突発性難聴は時間との勝負になりますので、早めに鍼灸治療を開始することをおすすめします。
耳鼻科での治療と併用していただいて構いません。

ご不明な点は、お気軽にメールやLINEからご相談ください。

 

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