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鍼灸学士が解説する
【気管支喘息、咳喘息】

喘息とは

空気の通り道である気管や気管支と言われる気道に炎症が起こることで、気道が狭くなったり、色々な刺激に気道が過敏に反応して気道が狭くなることを繰り返してしまう症状です。

炎症とは、赤く腫れた状態をいいます。
気管支は、内側から粘膜、粘膜下組織、平滑筋でできています。

気管支喘息の方は、平常から炎症が起きており、少しの刺激にでも反応してしまいます。
炎症が酷くなると
粘膜に浮腫みが生じて痰や咳がでたり、平滑筋が収縮して気道が狭くなってしまいます。
こうなると空気が通り
にくくなり、喘鳴や呼吸困難などを引き起こします

気管は喉頭~肺まで続く細空気の通り道。
その長さは個人差はあるが約10~11cm。
気管が左右の肺に枝分かれしてからは
気管支と呼ばれます。

【右上】非発作時:炎症は起こっている
【右下】発作時:ある刺激で気管支を取り囲む筋肉が収縮し空気の通り道が狭くなる

アレルギー発生機序

2型免疫応答(2型炎症)と呼ばれます。
元々は寄生虫から身体を守る生理的機能ですが、2型炎症反応の調節不全となり、喘息やアトピー性皮膚炎、アトピー性鼻炎に関与します。

2型免疫応答は、2型ヘルパーT細胞や2型自然リンパ球と呼ばれる細胞がメインとなり、さまざまな刺激によって活性化するとインターロイキン4(IL-4)、IL-5、IL-13と呼ばれる物質を放出して、これらの物質が直接的、間接的に気管支に作用することにより炎症が起こります。

喘息の症状

  • 息苦しい
  • 激しい咳
  • 喘鳴(呼吸の際ゼーゼー音がする)
  • 息切れ
  • 呼吸困難
  • 胸の痛み
  • 症状は一過性だが繰り返し起こる

などが特徴です。
夜から早朝にかけて、季節の変わり目に起こりやすいです。

喘息が起こる原因

  • アレルゲン
    ダニ、ハウスダスト、ペット、花粉、食物
     
  • アレルゲン以外の誘因
    冷たい空気、たばこの煙、運動、過労やストレス、風邪からの感染症、気圧の変化、気温の変化、大気汚染、香水や香料

  •  

喘息に移行しやすい咳喘息

咳喘息とは、喘鳴(呼吸の際のゼーゼーやヒューヒュー)がなく、乾いた咳だけの症状で呼吸困難を伴わない症状を言います。
咳が数週間に渡り続くような、長引く咳の症状が特徴です。
感染症ではないので、人にうつることはありません。

風邪が治っても、咳が長く続く(発症後8週間以上)場合は咳喘息の可能性があります。

咳喘息は発作的に激しい咳が夜中から明け方にかけて出たり、アレルゲンにより出たり、季節による悪化などの点は喘息と相似しますが、喘鳴の無い長引く乾いた咳」が咳喘息の特徴です。

通常は薬物治療で2か月以内に治ることが多いですが、大人だと30~40%が喘鳴を伴う喘息に移行するという報告があります。
症状が激しい場合や長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

喘息の治療

抗喘息薬が用いられます。
2つのタイプがあり、継続して使用する「長期管理薬(コントローラー)」と、発作が
起きた時に使用する「発作治療薬(リリーバー)」があります。

長期管理薬(コントローラー)には、気道の炎症を抑える薬、気管支を拡げる薬、両方の作用をもつ薬があり、患者さんの重症度や状態に合わせて使います。吸入薬、飲み薬、貼り薬、注射薬があります。
基本薬は、吸入ステロイド薬(ICS)です。

長時間作用性β2刺激薬(LABA)には吸入薬、貼り薬、飲み薬タイプがあります。他に吸入ステロイド薬と長時間作用性β2刺激薬の配合薬があります。気管支の炎症を抑える効果と気管支を拡げる効果が同時に得られる薬です。

発作治療薬(リリーバー)は、発作が起きたときに使います。
気管支を拡げる働きがあり、即効性があります。

ただし、炎症を抑える働きはないので根本治療にはなりません。発作治療薬だけ多用すると気道の炎症が進み、喘息が悪化してしまいます。

短時間作用性β2刺激薬として吸入薬と飲み薬があります。交感神経を刺激して、気管支を拡げます。もう一つはテオフィリン薬という飲み薬があります。気管の緊張をとって気管支を拡げる働きがあります。

喘息を改善するためには

  • 風邪に気をつける【食べ過ぎ、寝不足にならない】
  • 身体を温かくしておく【冷やさない】
  • 温かく火を通したものを食べる【冷飲食は控える】
  • ストレスを発散する【抱え込まない】
  • 余力を残して一日を終える【頑張り過ぎない】
  • 睡眠時間(量)を確保する【日付が変わる前に床に就く】

それでも喘息でお困りなら

院長の大久保陽友です

上記のような生活習慣改善でも症状が続いたり、薬に頼りたくない方は鍼灸治療をお勧めします。

喘息の病因となる気滞、湿痰、邪熱をしっかりと治療できるからです。

希望者にはセルフケアとして、自宅で出来るお灸の方法もお伝えしています。

一般的には生活改善と服薬治療を行なっていくと思いますが、薬が効きにくい、薬と別の治療を併用したい、薬を使いたくない方が鍼灸院に来院されています。

必要に応じて食事や栄養指導も可能です。
内科などでの治療と併用していただいて構いません。

ご不明な点は、お気軽にメールやLINEからご相談ください。

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