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気管支喘息、咳喘息の鍼灸治療

東洋医学からみた喘息

喘息の病態は、「咳」「喘」「哮」に分類できます。

「咳」とは、現代語と同じ「咳(せき)」のことです。
これが慢性化すると「喘」に移行します。

喘とは、呼吸がし難い、吸いたくても吐きたくてもし難いという呼吸困難のことです。
これは、心臓疾患や過呼吸も含みます。

哮とは、喘(呼吸困難)があり、ヒューヒューゼーゼーという異常な呼吸音が発生したものです。
異常音は、喘鳴(ぜんめい)といいます。気管が狭くなって無理に気管支を空気が通ろうとする時に鳴ってしまう状態です。

喘息とは以上の、喘(呼吸困難)喘鳴の3つが混在する状態です。

咳の原因

外邪(風邪、寒さ)が強い場合

風邪や寒邪となる外邪は、皮膚を冷やし肺に及びます。東洋医学では、肺は皮膚の働きを含みます。口からだけでなく皮膚から温かい蒸気を発散しています。この蒸気はバリアの役目を果たしていて冷え寒さから身体を衛ります。
この蒸気みたいなものを「衛気(えき)」といいます。外邪が強いと身体を外邪が覆い衛気が発散されず身体がもがく結果咳がでます。

気滞の滞り

気が滞ることを気滞(きたい)といいます。気とは働きのことでグルグル巡る、動く働きがあります。
肺は、空気を取り込んで発散させますが、気滞が起こると肺で停滞が生じ、衛気がうまく発散されず、身体を通じさせようとももがいて、咳がでます。
気滞の原因には、ストレスと運動不足があります。ストレスは緊張を生みます。

横になったり、ジッとしていると咳が出て、運動すると楽になるのが特徴です。
またこの気滞が高まり過ぎると、逆上せ(のぼせ)になります。こういった場合も咳を引き起こします。

痰湿(水分)の滞り

痰湿とは水分の滞りです。この水分は栄養分のことです。
サラサラ流れているぶんにはいいのですが、ネバッこいものに変化する場合があります。これを痰湿といいます。

痰湿に変化する原因は、食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足です。このネバッこいものが肺に留まると肺の発散の機能が阻害され、通じようともがく結果、咳がでます。

邪熱、湿熱の場合

気滞や痰湿は、長く続いたり留まると熱化します。これを邪熱といいます。
空気を圧縮すると熱く(温度が上昇)なるように、痰湿も流れを阻害するので気滞を生じます。気滞が熱化し邪熱になるというわけですが、これは湿熱といいます。
この原因は、気滞や湿痰と同じでストレス、運動不足、食べ過ぎ、飲み過ぎです。

外邪の場合も邪熱に変化します。

気管や気管支が真っ赤に炎症を起こしている状態が邪熱の状態です。

喘(呼吸困難)の原因

咳から移行します。肺にできた気滞、外邪、痰湿は熱化して邪熱となります。
この邪熱は肺にある水分を熱化し、さらなる痰湿を作ります。
この痰湿がまた邪熱を生みだし、邪熱→痰湿→邪熱という負のサイクルに陥る
ことを痰火(たんか)」といいます。

痰火の熱は激しいため、身体をクールダウンさせる腎陰(体力)を奪います。
腎臓そのものがダメージを受け、この腎臓の弱りが喘の元となります。腎陰の弱りによって痰火が繰り返され、痰湿が蓄積したものが哮(ヒューヒュー)の元となります。

肺の機能には呼気があります。
邪熱が強まると息を吐くことができず呼吸困難になります。

腎臓の機能には吸気があります。
引き込む力、吸い込む力が弱くなります。重症の場合は、低酸素状態になり
重度の喘息、肺気腫になります。

哮(喘鳴)の原因

哮は呼吸をすると「ヒューヒューゼーゼー」いう病態で、発作が出る時期と発作が出ない時期があります。
発作期の原因には痰湿があります。
肺が冷えて寒邪に侵された時、食べ過ぎ飲み過ぎ、甘いものの摂り過ぎ、動き過ぎ、運動不足、セックスのし過ぎ、睡眠不足、生まれつき弱い方などは痰湿を生じやすくなります。

この蓄積していた痰湿に、ストレスや風邪が加わることで症状が起こります。

夜間に症状が起こることも多く、この原因は動かずに横になっているので痰湿が出来やすくなるためです。日中動いている時は身体が温まり循環が良くなりますが、寝ている時は静の状態で循環が停滞するので発作が出やすくなります。

喘息の鍼灸治療

喘息は、体力や免疫力が低下している時に風邪をひき、こじらせて咳が止まらなくなったり呼吸困難を引き起こしたりして慢性化するケースが多いです。

そこで、上記のどの状態に当てはまるのか身体を検査、診断し、気滞、邪熱、痰湿、脾虚や腎虚を見極めて対処していきます。

ストレスや飲食の不摂生で体力が弱り風邪をひく。
いくつかの原因で痰湿が増長して痰火して負のスパイラルに陥っていく。
それが先天の精を主る腎を弱めていき、生命力を弱らせます。

肺経、腎経、脾経の栄火穴や経金穴、董氏楊氏奇穴で顔にあるツボを使うことで症状を改善へ導きます。

邪熱が強い場合は刺絡(オプションメニュー)を行います。肘や下腿の静脈の出現、上背部の硬さが刺絡場所になります。

このようなお悩みを抱えて来院されています

  • 咳が続き、時には呼吸困難が起こる
  • ヒューヒューゼーゼ―という喘鳴がある
  • 症状は一過性だが、繰り返し起こる
  • 夜間から早朝にかけて症状が起こる
  • 季節の変わり目に起こりやすい
  • 冷たい空気、たばこの煙、過労やストレスなどをきっかけに症状が出やすい

気管支喘息、咳喘息の鍼灸施術の特徴

刺絡法

炎症が強く、熱をもったタイプだと邪熱を処理する必要があります。
症状が強く出ているときほど邪熱が強いことを表しますので、刺絡法を用いて邪熱を取り去ります。

董氏楊氏奇穴治療を用いた治療

当院は董氏楊氏奇穴治療を用いて施術を行ないます。
主に患部から離れた場所に鍼を打ち、メインは手足のツボです。

手足のツボは脳への入力刺激が大で神経系へ記憶を長く残すことが可能です。神経系の調節を促進させ、抗炎症作用を引き出します。

実際に手足のツボは得気(響き)感覚が起こりやすいですね。患部だけの治療よりも効果が持続しやすいです。

鍼を置く時間を十分にとります

打った針を置いておくことを置鍼といい、置鍼の時間をしっかりとります。

鍼灸治療の原理の一つに神経系の調節があります。交感神経優位から副交感神経に切り替わるのに平均28分を要し、人によっては20分だったり40分だったりします。

神経興奮がおさまり緊張が緩むので血流が改善し、患部の栄養や老廃物の交換、酸素運搬がすすみ細胞の賦活化が期待できます。

気管支喘息、咳喘息 施術メニュー

初診料 2,000円
鍼灸施術 5,500円
鍼灸施術+刺絡(1~2部位) 6,500円
鍼灸施術+刺絡(3部位) 7,000円
鍼灸施術+刺絡+吸い玉(背部のみ) 7,000円

※表記はすべて税込金額です
※詳細はお問い合わせください

気管支喘息、咳喘息  鍼灸施術の流れ

施術メニューの流れをご紹介します。

お電話かLINEでお問合せください

まずは、お電話かLINEでお問い合わせください。
初めての症状の方で医療機関での検査がまだの方は、一度検査されることをおすすめします。

※混雑状況によってはご予約をお待たせすることもありますので、お早目にご都合の良い時間をご予約ください

※土日も営業しております

初診の際は、時間に余裕を持ってお越しください

初めて来院される際は、お時間に余裕を持ってお越しください。
当院までの道中、迷われた場合はお気軽にお電話ください。ご案内いたします。

※問診表へのご記入がありますので、10分ほど前にご来院ください。2回目以降は5分ほど前にお越しいただければと思います

※問診表記入後、施術着に着替えていただきます

※血液検査結果、お薬手帳などがありましたらお持ちください

問診

問診表を元にお話しを伺います。

治療内容のご希望やご質問などの確認をしながら進めていきます。
院長から施術メニューのご提案をさせていただく場合もあります。
お任せいただく場合も多くありますので、お話しながら一緒に決めていきましょう。

施術の開始

身体の検査をします。

脈診、舌診、腹診、筋肉の張り・硬さなどからあなたの身体の状態を把握します。
現状を確認後、どのような治療を行うか説明し、実際に施術を開始します。

施術後の説明

どのような治療を行なったか、また今後の治療スケジュールの説明、気を付けた方がよいことなどを説明します。

気管支喘息、咳喘息の最初の通院間隔の目安は、週に1~2回です。
慢性期間が長い方は、一番効果が見込める治療間隔をお伝えしますが、2~3週間に1回でも継続して調整しておいた方がよいでしょう。

※会計の際、受付カウンターで次回のご予約の調整を行ないます

いかがでしょうか。

鍼灸治療に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。

気管支喘息、咳喘息でお悩みの方が1日でも早く解放された日常生活が送れるよう、力を尽くします。

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福岡県福岡市博多区博多駅東3-3-16
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アクセス

博多駅筑紫口から徒歩7分 
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